継続するコツは「楽しい」こと!千葉心療内科女医コラム
あなたは、ジムの継続率をご存知でしょうか?
なんと三ヶ月後に半分、一年後には1割弱くらいしか継続していないのです。
実際に自分自身もジムに通っていたことがありますが、二ヶ月前後でやめてしまいました。
理由は色々とあるのですが、まず「運動の前後の時間がかかること」。
ジムまでの移動時間、さらにジムで着替える時間。
そして運動が終わったあとに、また着替えてシャワーや入浴などをする時間。
これらをすべて入れると、一回で2~3時間くらい平気で過ぎていきます。
しかし実際に運動している時間は多くても1時間。
これであれば、ジムに行かなくてもいいのでは?と思ってしまった部分があります。
特にジムに行き始めた最初は筋トレ器具を色々と使っていたのですが、最後の方は、床で腕立て伏せやスクワットなどの運動ばかりしていました。
そのため途中で「これ、ジムに来る必要ある? 自宅でもできない?」と気づいてしまったのです。
話がズレましたが、もちろん、ジムの器具を全力で使い倒す人には、ジムは素晴らしい場所だと思います。
とはいえ、言うまでもなく、みんながみんな、続くわけではありません。
ここでビクトリア大学のネイビン・コーシャルの調査によると、ジムを継続できる人とできない人の一番の違いは
「最初の入会日に、ジムを楽しいと思えるかどうか」
でした。
初日に「このジム楽しい!」「運動って面白い!」「いいジムだな!」と前向きな感想を抱くと、ジムの継続率があがり、逆にその気持ちを抱かないと、長続きしなかった、というわけです。
実際に多くの人が、色々なものごとを始めます。
ここで本当に楽しいなら、初日から楽しいもの。それはすなわち「馬があっている」状態で、だからこそ長く続きます。
逆に「初日は楽しくなかったけど、やっているうちに合ってきた」というのは意外にレア。
なんだかんだ、第一印象というのは結構重要なのです。
よってあなたが「自分は継続できない」というのなら、とにかくまずは、もっともっと色々なものを体験してみること。
そして「初日だけどこれはアリ!」と思うものを見つけましょう。それこそ継続すべき、いえ、継続できる趣味になるはずです。
「自分はなんでダメなんだ!」など悩むよりも、たくさん体験することを強くオススメいたします。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)